この場合、ESXi-Customizer-PS を使用して手動で上記ドライバを組み込んだカスタム ISO を作成することで解決する。
前提条件
- .NET Framework 4.0 以降
- Windows PowerShell 2.0 以降
- VMware vSphere PowerCLI 5.1 以降
今回の記事では VMware vSphere PowerCLI 6.0 Release 3 を使用するので、.NET Framework は 4.5 以降、Windows PowerShell は 3.0 以降が必要です。
まずは ESXi-Customizer-PS の実行に必要な VMware vSphere PowerCLI をダウンロードしてインストールする。この VMware vSphere PowerCLI のダウンロードでまず躓いた。どこにあるか分からない(笑)
とりあえず My VMware のアカウントが必要。ない場合は登録しましょう。
Login - My VMware
ログインすると以下のような画面が表示されるので、右上の製品タブ内の「すべての製品」を選択する。
表示された一覧にある、VMware vSphere の「Drivers & Tools」を選択する。
同じく表示された一覧に「Automation Tools and SDK(s)」があるので、左の「>」をクリックする。
その中に「VMware vSphere PowerCLI 6.0 Release 3」がある。
ダウンロードをクリックすればダウンロードページに遷移するのでそこから取得。
無事ダウンロードが完了したら、あとはインストール。基本デフォルトでいいとは思うけど、適宜変更をば。インストール先とか。インストールが完了すると以下のようなアイコンが。
実行したときに Get-PowerCLIVersion が見つからないと言われたら以下を参考にして環境変数を登録しましょう。
VMware PowerCLI Blog
実際に実行するコマンドは以下。
PS C:\> $p = [Environment]::GetEnvironmentVariable("PSModulePath") PS C:\> $p += ";D:\Program Files (x86)\VMware\Infrastructure\vSphere PowerCLI\Modules\" PS C:\> [Environment]::SetEnvironmentVariable("PSModulePath", $p)
ESXi-Customizer-PS
ダウンロードは以下から。
ページ真ん中やや下辺りに Download の見出しがあり、そこに ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1 というリンクがあるのでそこからダウンロード。とりあえず D ドライブ直下なりに保存。
カスタム ISO の作成
VMware vSphere PowerCLI から ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1 を実行します。
PowerCLI D:\> ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1 -v60 -vft -load [組み込むドライバ]
組み込めるドライバの一覧は以下にあるので必要なものを使用する。
List of currently available ESXi packages
今回は Realtek の NIC ドライバと SATA 接続の HDD/SSD ドライバを組み込むので指定するのは以下の 2 つ。
- net55-r8168
- sata-xahci
PowerCLI D:\> ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1 -v60 -vft -load net55-r8168,sata-xahci
指定したドライバが組み込まれたカスタム ISO は ESXi-Customizer-PS-v2.4.ps1 があるフォルダに作成されます。
Exporting the Imageprofile to 'D:\\ESXi-6.0.0-20151004001-standard-customized.iso'. Please be patient ...
あとはこれをディスクに焼いていざインストール!
ちなみに、インストール後に BIOS の設定でブート順序を変更しないと ESXi が起動しませんでした。
これに関してはまた後日。
これに関してはまた後日。
非公式のドライバを組み込む際は自己責任で。
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